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最長増加部分列(Longest-Increasing-Subsequence)
説明
最長増加部分列(LIS)の長さを求める。
$lis[i]$ を、現状態で長さ $i$ 以下の増加部分列を作るときの最後の要素の最小値と定義する。このとき $lis[i]$ は常に単調増加になっている。
数列の要素を左からみる。二分探索で $lis[k]$ が現在の要素以下(未満) となる最大の $k$ を求め, $lis[k+1]$ を現在の要素に書き換えることを繰り返すことで LIS を求めることができる。
ここでは実装しない(←実装しなさーい!)が別のアルゴリズムとして, $lis[i]$ を現状態で最後の要素が値 $i$ の増加部分列を作るときの最長の長さと定義する方法も存在する。数列の要素を左から見ていって, 現在の値の要素以下(未満) で最大の $lis[k] + 1$ を求めることで更新出来て, これは BIT や セグメント木を使って効率的に求めることができる。
計算量
- $O(N \log N)$
実装例
- longest_increasing_subsequence($a$, $strict$): 数列 $a$ の最長増加部分列の長さを求める。$strict = true$ のとき狭義(厳密に増加する列), $false$ のとき広義で求める。