説明
ダブリングによるLCA。
頂点 $u, v$ のLCAを求める。ここで $d_i$ を頂点 $i$ の深さとし, $d_u \le d_v$ を仮定する($d_u \gt d_v$ のときは swap すればよい)。まず $d_v$ を $d_v - d_u$ 個だけ親に遡らせて深さを合わせる。ここで $d_v$ が $d_u$ と一致したらそれが LCA。それ以外のときは, 上位bit から $u, v$ 双方の $2^k$ 先の親が異なれば共に遡ることを繰り返して, 双方の親ではない直前の頂点を求める。するとその親がLCAとなる。
計算量
- 構築 $O(V \log V)$
- クエリ $O(\log V)$
実装例
- DoublingLowestCommonAncestor($g$):= 木 $g$ で初期化する。
- build():= 構築する。
- query($u$, $v$):= 頂点 $u$ と $v$ の最小共通祖先を返す。
検証
AOJ GRL_5_C LCA: Lowest Common Ancestor